壮瞥物件からの眺め(2019年5月撮影)
2019年05月 - 壮瞥物件の内覧
その物件広告をネットで見つけたのは2019年2月末のことでした。見た瞬間、「これだ!」と声が出てしまいました。10年以上前から北海道の物件情報を見てきて、いくつかは現地に見にも行ったのですが、いつも何かが引っかかって購入には至りませんでした。しかし、その物件は最初から何か強く惹かれるものを感じました。
物件広告
玄関
それでも、一カ月ほどの冷却期間をおいて、いろいろな角度から検討し、移住のシミュレーションをしてみました。理想としていた条件のいくつかは満足していませんでしたが、だんだんと「これだ」という思いが強くなっていきました。そこで、家内に物件広告を見せて相談したところ、「いいんじゃないか」という反応だったので、不動産屋に連絡を取り、5月10日に物件の内覧をさせてもらいました。
外観はおしゃれな洋風ですが、中は完全な農家の家という感じで、ほとんどが和室でした。それでも随所にこだわりのようなものを感じました。
築30年の割には綺麗で、少し手を入れるだけですぐに居住可能な状態でした。
庭はしばらく手入れされていないようで荒れていました。
壊れかけの納屋もありました。
見ていると、やらなければならないことが次々と頭に浮かんでくるワクワクする物件でした。
納屋
物件北側
機が熟したというか、潮時というか、多分、今なのだという思いが強くなっていきました。さまざまな考えと思いが頭の中で混とんとしていたのが、だんだんと形になってくるように思え、不安定な環境でどうなるのかもわからない状況の中で、やっと方向性が見えてきました。
東京に戻ってきてすぐに購入の意思を固め、契約の段取りを頼んだのですが、オーナーの都合で手続きがなかなか進まず、結局、契約できたのは7月17日のことでした。
壮瞥物件の南側より望む(2019年5月撮影)
補足:
内覧のあと、その不動産屋のウェブサイトを見ると、すべての物件情報が消えていました。何か詐欺にあっているのではないかと少し不安になりましたが、不動産屋さんは人のよさそうな方だったので信用していて、物件購入の決め手にもなりました。
後でわかったことですが、ウェブ用のサーバが故障してすべてのデータを失ってしまったとのことでした。あのタイミングで物件を見つけて内覧、購入できたのも何かの縁でしょう。