リフォーム前の新居(2019年10月撮影)
2019年09月26日~ - 仮暮らし(3)開拓編:雑草との戦い、その2
[2019年09月22日~09月25日 - 仮暮らし(2)生活編]からの続き
9月26日(木)、リフォームを依頼している工務店の社長が来宅して、工事内容の最終確認をして契約しました。着手は10月末とのことですが、まだ流動的です。
午前中に生ゴミを処理するためのコンポストを設置しました。土壌の微生物の働きで生ゴミを分解して、たい肥にします。スペースさえあればコンポストでゴミを減らし、天然の肥料も作れるので一石二鳥です。田舎暮らしは意外と合理的です。
コンポスト
雑草との戦い、その2
さて、ある程度、身の回りのものは整ってきたので、家の周りの開拓に手を付けます。
8月(「2019年08月09日~22日 - 雑草との戦い」)に購入した作業服を着てビニール製のサロペット(つなぎ、オーバーオール)をつけて長靴を履き、防塵のためにマスクを着け、頭にタオルを巻いて作業します。マスクとタオルのおかげで多少の蜘蛛の巣や汚れは平気です。そして手のひらがゴム素材の手袋をつけているので何事にも力が入ります。軽く握っただけでも、普段の倍以上の力が出せるように感じます。お気に入りのスタイルです。
お気に入りのスタイルで除草剤散布
前庭の一角に雑草の間から薄紫の花が群生しているのを見つけました。葉っぱはなく白い茎から薄紫の花が開いています。見るからに怪しげで毒がありそうな様相です。後で調べてみるとイヌサフランという花で、葉が枯れてから花が咲くそうです。花はきれいなのですが、花も球根も有毒のようです。なぜ、ここに群生しているのか、先人の考えに思いを巡らせます。その横にはミントが群生しています。
イヌサフラン
移住を漠然と夢見ていたころは更地に庭や菜園を造ることを考えていたのですが、ここはすでに様々な木々や草花が植えられているので、できれば先人の思いを理解してからそこに手を入れて、良いものは残していきたいと考えるようになっていました。それらは何らかの重要な理由があって植えられているのかも知れないからです。雑草に覆われる前の庭をイメージするために、1年間はどこにどのような草花が生えるのかを見てみたい気もしたのですが、あまりにも鬱蒼としています。少しずつ手を加えていかなければ。
家内は荒れた庭のあちらこちらに咲いている名も知らぬ花を摘んでいます。庭の花を摘んで室内に飾るのが夢だったと。
さて、庭の整備はこれから撤収の日まで続きます。永遠と思えるような作業をコツコツと毎日。
国道から玄関までの私道と駐車スペースは除草剤を散布していきます。8月にも除草剤を撒いたのである程度は枯れているのですが、ところどころ新しい雑草が生えてきています。4リットルの噴霧器で10回くらい、つまり40リットルは散布しました。ここは次回来るときには効果が出ているはずです。
背が高くなっているイタドリとヨモギは草刈機で退治していきますが、そこいらじゅうにはびこっているので意外と時間がかかります。妥協して家の近辺に絞って刈っていきます。さらに国道沿いの雑草(イタドリとヨモギ)も大きく伸びていて、私道から国道に出るときに左右の見晴らしが悪く非常に危険なので、車が来ないのを見計らって刈っていきます。車で田舎道を走っているとき、よくそういう光景(道脇の草を刈っている作業服のおじさん)を見たなぁと思いながら。
裏庭も8月に草刈機で刈ったのですが、また伸びているので刈り込みます。
荒れた庭
庭の手入れ
次は庭の木々の剪定です。折り畳み式のノコギリで枯れた枝や折れかかっている枝、見栄えの良くない枝などを切っていきます。剪定などしたこともなく、その理屈なども知りませんが、とにかく見栄えが少しでも良くなるように切っていきますが、なにぶん人力なので1本切るだけでも大変です。切った枝は空きスペースに集めていきますが、すぐに山になります。その枝もどう処分するか考えなければです。
剪定した松
もう一つ気になっていたのは家の周りにはびこっているツル状の植物です。その正体はわかりませんが、松林のほうから次々に地中に根を下ろして家のほうまで伸びてきているのです。それが何十本も。何本かは家の壁の隙間に入り込んでいます。引っ張ると2メートル以上入り込んでいます。それを一本一本取り除いていきます。一本を取るだけでも大変です。壁に入り込んだツルを力いっぱい引っ張り(ゴムの手袋のグリップ力が頼りです)、地中に伸びる根を引き切って、次の根まで引っ張っていき、、、その間、別のツルの下を通っているので、その邪魔なツルを掘り起し、さらに別のツルを掘り起し、、、ほとんど無限の作業です。
ツルの撤去
ツルのエリア
撤去したツルと雑草の山
ほかにも、庭にあってほしくない熊笹、スギナ、フキ、とトクサ(常緑で筒状の植物)を処理したかったのですが、それはまた今度です。
毎日の作業で体中が、特に腰が痛み、朝布団から起き上がるにも苦労するようになっていました。