自宅前の景色(2019年11月撮影)
2020年06月その2 - トランシーバーと携帯電話
引越してからは庭で作業をするときには必ずトランシーバーを持って出るようにしています。外に出るとどこにいるのか探すのが大変ですし、何か用事のたびに汚れた格好で家に入るのも面倒なので、ちょっとした連絡にはとても便利です。電源を入れると常に受信モードなので、受信する分にはハンズフリーです。
庭で作業していて心配なことは、どこかでハマって動けなくなったりしないかということです。広い敷地なのでまだどこに何があるのかわかりません。夏はジャングルのようになり雑草で足元も見えず、石や木の切り株などにつまずいたりして危険です。万一、古い井戸や貯水槽のようなものに落ちて動けなくなった場合には、誰かに発見される可能性はほぼありません。そんなときにトランシーバーがあれば、助けになるのではないかと。
トランシーバーは端末同士、直接電波で通話できるので、通信費用はかからないし、基地局の故障や停電の影響がないのも心強いところです。
トランシーバー
ジャングルのような裏庭
鬱蒼としています
どこに危険が潜んでいるかわかりません
巨大な倒木まであります
東京で暮らしていた時には家内は携帯電話を持っていなかったし(もちろんスマホも)、あまり必要でもなかったのですが、田舎では移動手段が車のみの生活になるので、外出先ではぐれたときや、別行動するときの待ち合わせに必要だということで、引越してすぐに契約しました。
最初の出番はホームセンターではぐれたときでしたが、電話をしても電源が入っていないとのメッセージ。電話がつながらないので、結局ホームセンター内を探し回らなければなりませんでした。後で調べてみると携帯電話がバグっていたようで、電源を入れなおさなければ回復しませんでした。電話がバグって使えないなんて許されることではないはずなのに(携帯していても着信できないのですから)、ソフトウェアはバグがあるのが当たり前なんて、おかしな世の中になったものです。
まったく、いつものことですがハイテク製品は肝心な時に役に立ちません。きっと今後もそれは変わらないでしょうから使えればラッキーくらいに思っておいて、信頼しないほうが良いということでしょう。
結局、家の電話があるので、家内に携帯電話を持たせておいて良かったと思ったことは、これまでのところ一度もなかったのでした。
アナログのトランシーバーのほうがよっぽど頼りになると実感した出来事でした。