自宅前の景色(2021年4月撮影)
2021年04月14日 - 裏庭の開拓(1) オンコ編
2021年、今年も雪融けとともに敷地整備のスタートです。木の剪定は春が良いということなのでこの時期を待っていたのです。いよいよ裏庭ジャングルを開拓します。
樹木を伐採するために、電動チェーンソーを購入してありました。庭が広いのでバッテリー式のほうが便利そうでしたが、充電が間に合わないほどの本数を切ることになりそうだったのでコード式にしました。母屋から庭の端までは50mはあるので、50mのリール式ケーブルと10mの延長ケーブルも一緒に購入しました。
チェーンソー
国道からの進入路に沿ってオンコの木が10本ほど植えられています。オンコというのはイチイ(一位)という常緑針葉樹の北海道での呼び名で、見た目は松の木のようで、夏の終わり頃に赤い実をつけます。実は甘くておいしいのですが種には毒があるので食べるときには気をつけなければいけません。
北海道の庭園には必ずと言っていいほど植えられている樹木ですが、この10本は雪の重みで不恰好になり、風通しも悪くなって雑草やツル、クモの巣などで鬱蒼としていて手を付けられない状態になっているので、鳥や虫たちの憩いの場となっています。冬の間は鹿も食べるものが少ないらしくオンコの葉を好んで食べるようで、葉がなくなると幹も食べるそうです。今年は雪が多かったせいか鹿に散々オンコの葉を食べられて下の枝から枯れてきています。このオンコの木々が裏庭の雰囲気を悪くしているので、すべて伐採することにしました。なるべくスッキリとして、見通し、風通しを良くすることで虫も減るし、動物たちの居心地も悪くなるだろうという考えです。
オンコの木
夏にはこんな感じになります
伐採するといっても、そう簡単ではありません。まずはいびつに絡み合った枝を順に切り落としていくのですが、枝が込み入っているのでチェーンソーは使えず、結局人力ノコギリで切っていかなければなりません。枝をすべて払ったところで根元からチェーンソーで伐採します。根の掘り起こしは、根が腐ってからということにしてとりあえず保留です。結局、10本のオンコの枝を落として伐採するのに10日間を費やしました。切った枝はシュレッダー(最近は木端マシンと呼んでます)にかけて玄関前の道に撒いていきます。シュレッダーにかけられない太い枝や幹はとりあえず積んでおきます。
木端マシーンとリール式ケーブル
これでやっと、これまで手の届かなかったツルや雑草を根元から掘り起こすことができます。周りに茂っていたクマザサの縦横無尽に張り巡らされた根っこを、永遠に終わらないのではと思える掘り起こし引き抜き作業を繰り返し、結局一週間ほどかかって根っこを退治しました。指の関節は痛さを増していますが、おかげで裏庭がスッキリとして見通しが良くなり、ずいぶんと見違えたのでご近所の方々もビックリです。
作業中は外でカップ麺のことも
Before (2019年5月)
After(2021年4月)
それでもまだ、開拓は始まったばかりです。