自宅裏、国道沿いの景色(2021年5月撮影)
2021年05月23日 - 春の味覚
田舎暮らしであこがれていたこと、それは旬の味覚を鮮度の良い状態で味わうことです。壮瞥町は農業の町なので、旬の農産物は産地直送・地産地消です。
私の家の周りはみなさん農家だったのですが、高齢で農家をやめてしまった家でも、自宅用に農作物を栽培していたりします。そしてお隣のおばあちゃんは、昨年に引き続いて今年も、自宅用に育てたアスパラを小雨の降る中、朝からわざわざ持ってきてくれました。お隣といっても200mは離れています。歩くのも大変そうなのですが、歩く練習にといって来てくれました。ほんとうにありがたいことです。
2020年、引越したばかりの私たちに
こんなに立派なアスパラを持ってきてくれました
さらに今年は前自治会長さんとお隣の農園さんからもアスパラを頂き、うれしいアスパラ三昧です。これだけたくさん頂いたら、ぜひ友人・知人にこのおいしさをおすそ分けしたいところですが、宅配便で送ってしまうとスーパーの野菜よりも鮮度が落ちてしまうので、このおいしさは伝わりません。ここは独り占めでいただきます。朝採り、採れたてなのでレンジで軽く蒸すだけで、甘くておいしいのです。グリルにすると根元のほうまで軟らかくなり、ピーラーで皮をむく必要もありません。本当に贅沢な食生活です。これをいただけるだけでも田舎に越してきた価値があります。
農園さんから頂きました
前自治会長さんから頂きました
農園さんには、他にも「よくねたいも」というジャガイモ(とうや)を頂きました。これもラップしてレンジで蒸すだけでおいしくいただけるのです。冬の間冷蔵保存したことで甘みが増していてホクホクねっとりでサツマイモのようです。
それから巨大な原木シイタケも頂きました。もう裏庭の開拓作業を中断してバーベキューしかありません。よくねたいもはアルミホイルに包んで炭火の遠赤外線でじっくりと、肉厚シイタケは炭火で炙って水滴が出てきたところに醤油を垂らして、、、ごちそうです。
行者ニンニク、原木シイタケ、よくねたいも
壮瞥町は直接、海には面していないのですが、噴火湾(内浦湾とも呼ぶ)が近いので魚介類も豊富で新鮮なものが手に入ります。
昨年5月には、リフォームをしてくれた工務店の社長さんがホタテの稚貝を5kgも持ってきてくれました。この季節、知り合いの漁師さんから沢山いただくのだそうです。
一部は生のまま殻を外して冷凍にし、残りは3回に分けて鍋で酒蒸しにして、殻から外して炊き込みご飯やみそ汁、煮物、サラダにと大活躍です。
この3倍以上、頂きました
今年はお隣の農園さんから鍋いっぱいに稚貝をいただきました。やはり知り合いの漁師さんから樽でいただくのだそうです。このまま酒蒸しにするとおいしいよと鍋ごと置いていってくれました。さっそく酒蒸しにして食べると、身は柔らかく味が濃くてとても甘く、こんなに小さいのにこれまで食べたホタテの中でも最高のおいしさなのです。すべて殻を外して冷蔵・冷凍です。これでしばらく炊き込みご飯などで楽しめます。
鍋いっぱいの稚貝
酒蒸しにして殻から外して
ボウルいっぱいの稚貝
黒い部分は取り除きます
いつもご近所の方々にいろいろ頂くばかりで申し訳なく、何か返礼できるようなものを考えなければなりません。農産物以外で、、、
[補足]
5月23日夕方、また頂きました。たぶん、この町内で一番遠くにお住いの方が電動スクーターで持ってきてくれました。ありがとうございます。
ほんとうに返礼に困ってしまいます。