自宅前の景色(2020年7月撮影)
2020年07月17日 - 北海道みんなの日(愛称:道みんの日)
7月17日は「北海道みんなの日(愛称:道みんの日)」なのだそうです。北海道の歴史や文化、風土について理解と関心を深め、これからの北海道を考える日として、平成29年3月に「北海道みんなの日条例」が制定されたそうです。7月17日というのは、明治2年(1869年)、探検家の松浦武四郎が明治政府に、これまでの「蝦夷地」に代わる新たな名称として「北加伊道(ほっかいどう)」という名称を提案した日なのだそうです。
期せずして、昨年の7月17日は、新居の契約日です。
契約から1年、引越してから7か月、移住の顛末や日々の暮らしをもう少し早いペースでアップしたかったのですが、、、
そこで、今日は移住後の生活を簡単にご報告させていただきたいと思います。
移住した直後に日本でも新型コロナウイルスの拡散が始まったため、外出や人との接触を避けていたので、ほとんどの時間を敷地内で過ごしました。敷地から出るのは、週に一回程度の買い出しとゴミ出し(ゴミも車で出しに行きます、歩ける距離ですけど)、月に一回の回覧配達と散髪だけです。基本的に出かけるのは平日で、土日は出ないようにしています。
12月の移住後は主に家の中の作業に時間を費やしました。家具や備品、収納のための棚などの手配、組み立てなど。ネットショッピング三昧で、こんな田舎までも配送してくれます。まったく頭が下がります。配送の車が入れるように、雪が降ると雪かきをしていました。今年は雪が少なく、それほど大変ではありませんでした。寒さもそれほど厳しくなく、家が保温性に優れていて思っていたよりも暖かかったのは助かりました。東京出身の家内が北海道の冬の寒さに耐えられるかが心配ごとの一つでしたが、なんとか乗り越えられました。一度、水道が凍結しましたが。
敷地の手入れは長い物語になるので別のお話として、ここでは近況を。
7月に入って洞爺湖のロングラン花火大会も始まりました、音だけしか聞こえませんが。気が付くと移住してから一度も洞爺湖を見ていなかったことに気が付き、天気が良かった7月初めにサイロ展望台に行きました。以前は観光バスがたくさん停まっていて、にぎやかでしたが、今はお土産物屋も閉まっていて、数台の車が停まっているだけでした。閑散としていて静かな展望台に、遠い昔の観光はこんな感じだったなー、と感慨深く思いました。
数日後には散歩するために有珠山の西山火口散策路(前回の噴火の跡が残されているエリアです)に行き、無人駐車場で500円を料金箱に入れて散策道に歩いていくと、「熊出没のため立ち入り禁止」となっていました。500円は戻ってきませんが、そのままその場を後にしました。調べてみると、その付近などで熊の目撃情報が相次いでいるようでした。
そこで日を改めて、逆方向の伊達市大滝区の三階滝に行きました。ここには市営の大きな駐車場があり、以前は土産物屋だったであろう大きな建物があります。観光地としてにぎわっていたこともあるのでしょう。この物件は以前売りに出ていたのですが、店舗としては非常に良いのですが、暮らすには難があるように思え、菜園にできそうな敷地もなかったので見送りました。今はコーヒーショップになっているようでした。
滝の近くには「甘露法水」という湧水があります。その場で飲んでもあまりおいしいとは感じませんが、汲んで帰って飲むと、そのおいしさに驚かされます。
そこから車で数分のところに以前、購入を考えていたログハウスがあります。内覧希望の連絡をしたところ、翌日契約予定とのことで買いそびれました。整地された900坪の広い敷地にログハウスが建っているという物件でした。冬に通りかかったときに、買わなくてよかったと思うほど雪深いところで接道も除雪されないエリアでした。別荘には良いですが通年で済むには難があります。その物件は「ビレッジ大滝」というキャンプ場、今流行のグランピングエリアになっていました。ちょうどシーズンなのでしょう。多くのテントが設営されていました。私が考えていた暮らしとはスケールが違います。
三階滝
そのあと、散歩するために大滝ナイアガラの滝を見に行きました。(大滝詠一のナイアガラ音頭を口ずさみながら、、、というのは嘘)この場所は知る人ぞ知るという穴場です。最近はネットにも載っていますが、なぜかいつも閑散としています。それがとても心地いいのです。そこで久々に森をのんびりと歩きました。
いまのところ、どこに行っても閑散としていて心地いい感じですが、これからどうなることでしょう。来週からは「Go To キャンペーン」が始まるとのことです。
一日も早く事態が収束して、以前のように自由に暮らせる日々が戻ってくることを祈っています。
大滝ナイアガラの滝