朝の景色(2020年7月撮影)
2020年08月02日 - じゃがいもの収穫
4月の初めに野菜の苗や菜園の資材などを買うために伊達グリーンセンター(JA)に行ったのですが、残念ながら苗はありませんでした。後でわかったのですが、時期が早すぎたようで5月に入るとさまざまな苗を販売していました。そのときは、じゃがいもの種イモがあったので、家内のお気に入りの「とうや」を購入しました。1kg、10個入りで298円。まだ、菜園は植え付けをおこなえる状況ではなかったので、種イモはしばらく放置していたので、植え付けの5月中旬には、芽が出てぶよぶよになり、少しカビていました。食べる用のじゃがいもだったら間違いなく廃棄ですが、種イモなのでいくつかは大丈夫だろうと思い、10個すべてを植え付けました。
じゃがいも畑
幸いなことに10個すべて芽が出て、2週間程度でいくつも芽が伸びてきたので6月中旬に芽掻き(1つの種イモにつき大きい芽を2本程度残して他の芽を取り除く作業)をして土寄せ(茎の周りに盛り土をして育ったいもが地上に露出しないようにする作業)をしました。それからも順調に成長して葉が生い茂り、7月に入るころには白い花が咲きました。
ある日、一部の花が無くなっていることに気が付きました。どうやら鹿に花を食べられてしまったようです。草丈が伸びて、鹿が首を伸ばすと届く距離になっていたのでした。首を入れられないように、さらにピンクの蛍光テープで囲ってガードします。
じゃがいもの花
さて、じゃがいもは花が無くなった場合、その後の生育に悪影響がないのか心配になり調べたのですが、じゃがいもは実の種で繁殖するわけではないので問題ないようでした。それどころか実をつけることに栄養を取られないために、わざと花を摘んでしまう人もいるようでした。実際には花は摘んでも摘まなくてもじゃがいもの生育にあまり影響はないようです。
7月下旬になると、一部の花に実が付きました。緑色の小さなトマトのようです。ちなみに、この実はじゃがいもの緑化したところや芽と同じ毒の成分が含まれているそうです。
じゃがいもの実
8月2日、葉の勢いがなくなり少し黄色味がかってきたので、いよいよ収穫です。思ったよりも大粒のいもが採れました。収穫した半分はいもが割れてというか裂けているようでした。収穫が遅かったためか、水分が多過ぎていもが肥大化して皮が裂けたようでした。今年は北海道でも梅雨のような雨がちな天気が続いたことが原因でしょうか。
収穫量は、販売できそうなもの:4.5kg、裂けているもの:4kg、小さいもの:0.8kg、合計10kgほどの収穫となりました。種イモが1kgだったので約10倍です。
害虫や病気の被害もなく順調に育ち、獣害の被害も最少限だったので、ぜひ来年も育てたいと思っています。ある程度保存もきくので、耕作地を広げてもっと収量を増したいのですが、菜園の拡張は来年までの課題です。じゃがいもの秋植えも試そうかと思っていたのですが、8月中旬から急に涼しくなってきたので、やはり北海道では無理でしょうか。
黄色い葉は収穫時期のサイン
ところで、私が一番好きなじゃがいもの食べ方はバーベキューの時のホイル包み焼きです。じゃがいも「とうや」は程良いしっとり感があり、コクのある味わいなので、ホイル包み焼きには最適です。
バーベキューを始める前に、洗ったじゃがいもを皮のままホイルに包んで、炭火から遠いところに入れておき、時々動かしてまんべんなく遠赤外線があたるようにして、じっくりと焼きます。バーベキューが終わる頃に取り出すといもの水分でしっとりと蒸しあがり格別のおいしさです。バターなど必要ありません。
新じゃがはおいしくない(寒いところで寝かせたほうが糖度が上がるとか)という話もありますが、堀りたてのいももこうして食べると最高においしくなります。
収穫したじゃがいもは、ホイル包み焼きのほか、ポテトサラダやスープなどでいただいて、一瞬で在庫が、、、
来年はもう少し多く育てなければ。
大収穫!