自宅前の景色(2021年3月31日撮影)
2021年04月08日 - 山わさび
私の住む地区の自治会では新しい年度になるので自治会長を選出しなくてはならないようで、これまでコロナ禍のため通常の集会ができなかったので、急きょ3月31日に自治会のメンバーが招集され集会所に集まりました。集まったといっても、密にならないように、そして換気のために集会所の外で立ち話です。
10人程集まりましたが半分は初対面でした。みなさん還暦を過ぎているので役員を決めるのも大変そうです。私が一番の若手ですが、まだ何もわからないのでお手伝いすることもできません。いろいろと恒例のイベントがあるようなのですが、昨年度はすべて中止になり、今年度もほとんど中止になりそうです。ワクチンが行き渡るまでは会合やイベントは難しそうです。高齢者が多いとはいえいつになるやらです。
今年も福寿草が咲いてくれました
お隣の農園の方が木片のようなものを差し出し、「山わさび」だと教えてくれました。土手で拾った棒みたいなものの土を落としているなあと思って見ていたのですが、それは野生の山わさびだったようです。その採りたての山わさびをくれるというので、いいんですかと聞き返すと、自分のところでも栽培しているからと。すりおろしてお刺身につけるといいよと。隣にいた老人が言うには納豆に混ぜたり、醤油をつけてご飯にかけて食べると最高だとか。すりおろす時は刺激が強く目や鼻にきて涙や鼻水が止まらなくなるので、換気扇を回したり気を付けたほうが良いとのこと。その老人はすりおろす時は外でやるそうです。
野生の山わさび
そういえば昨年の今頃、スコップを持った二人組のおじさんがうちの前を通って沢のほうに歩いて行ったのを思い出しました。何事かと思って戻ってきたところに声をかけると、わさびが取れると聞いてやってきたけど一つしか取れなかったといっていました。そのときは北海道でわさびが、しかも野生のわさびが取れるのかと不思議に思いましたが、その「わさび」は「山わさび」のことだったようです。
翌日、鮫皮おろしですってみましたが、言うほど刺激は強くなく、普通のわさびとほとんど同じ程度の気がします。香りも味もわさびと同じようです。幾分、辛さと鼻に抜ける刺激が強く、でも長くは残らない感じでした。今度は醤油漬けを作ってみたいと思います。
調べてみると、山わさびはローストビーフやステーキについてくるホースラディッシュ、あるいは西洋わさびと同じものだそうです。市販のチューブわさびにはこの西洋わさびが含まれているものもあるようです。
山わさびは北海道では普通に山に自生しているそうで、雪融けのころに収穫したものが最も香が良いようです。これがシーズンの最初に採れる山菜でしょうか。生命力が強いので根を切って植えておくと育つそうなので、来年のために少し植えておくことにします。
そろそろ山菜の季節です。今年はどんな山菜が収穫できるか楽しみです。
ところで、わさびは漢字で「山葵」なので山わさびは「山山葵」でしょうか。