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そうべつへのいじゅう 

自宅前の景色(2019年11月撮影)

2021年06月 - 野火

2021/06/27

菜園に覆いかぶさるように生えていた柳のような木と同じものと思われる木が、家に接して生えていました。なぜそんなところにその木を植えたのか意図がわからなかったのでしばらく様子を見ていたのですが、手入れされてなかったためずいぶん成長して屋根にあたっていました。葉が茂ると鬱蒼とした感じになり窓を日陰にするうえに、風が吹くと屋根にあたって騒々しいので、伐採しようかと考えていたところ、2020年の初夏になって綿毛がついて、それが風で飛んできてかなりやっかいになってきました。そこで、すべてが綿毛になる前にと思い半分ほど間引いて、切った枝を放置しておいたのですが、すぐには枯れずに、どんどん綿毛が発生して風に舞っています。

家に接触する木
 

少し伐採
 

結局、秋にすべて伐採
 

あまりにもひどいので、ガスバーナーで焼いてみることにしました。一か所に点火した途端、あっという間に燃え広がります。下は枯れ草なので、そちらにもすぐに引火しました。このまま行くと西側の防風林まで燃えるものがたっぷりあります。急に火事の恐怖が現実味を増して、慌てて念のために用意しておいたじょうろの水をかけてなんとか鎮火しました。一歩間違うと、本当に火事を出すところでした。草刈りや、除草剤、木の伐採などで、敷地内は可燃物でいっぱいです。隣家まで離れているとはいえ、山火事のようになってはシャレになりません。

伐採した木の綿毛
 

庭に落ちた綿毛
 

焼け焦げた跡
 

消防出動情報

今年の5月の連休中、消防出動情報のメール(登録者に西胆振行政事務組合管内で発生した災害情報を電子メールで配信するサービス)を受信しました。
その内容は:
「2021/05/04 (火) 16:13 こちらは消防本部です。壮瞥町字上久保内付近で野火火災が発生しています」

文字数の制限があって詳しい内容まではわかりませんが、「上久保内」は、私が住んでいるエリアです。40分後には「野火火災は、鎮火しました」とのメール。
後でわかったことですが、隣の農園の2件向こう隣りが失火元のようでした。農園の方が煙の様子を見ていち早く気付き、ブルドーザーで駆けつけて土をかけて消火したそうです。一歩間違うと山火事になって自分の農園まで燃え広がってくる可能性もあったとのことです。出火原因は庭先で家のゴミを焼却していて燃え広がったのだそうです。
農家では収穫後や春先に野菜などの残骸(作物残渣)を焼却する野焼きをおこなうことがありますが、一般の人が庭先で家庭ゴミなどを焼却するのは法律違反なので、前科一犯になってしまったそうです。

昔、神奈川県の大船に住んでいた時、近所の消防署で火災予防の呼びかけをしながら、毎夜ドラム缶でたき火をしていて、火の粉をたくさん飛ばしていたことを思い出します。消防署はたき火も許されるのでしょうか。きっと暇なので仕事を作ろうとしていたのでしょう。これぞまさにマッチポンプです。

私の家の裏庭には、伐採した木が大量に積まれていてキャンプファイヤーでもやるのかという風情です。いずれは煉瓦で炉を作ってたき火をしたいと思っているのですが、十分注意しないと危険です。

我が家の敷地は国道に面しているので、道路沿いにはゴミがたくさん落ちていて、タバコの吸い殻も少なくありません。一歩間違うと延焼してもおかしくありません。特に今は進入路に木端や松ぼっくりを撒いているので、ほとんど導火線です。火災報知機をつけたほうが良いのでしょうか。

 

消防団の点検

火災報知機といえば、昨年10月末の日曜日、消防団を名乗る制服を着た若い男の人が訪ねてきました。ちょうど消火器や火災報知機を売りつける悪質な業者の話や、ガスの点検と偽って上り込み金品を盗むという事件がニュースになっていたので、とりあえずニセモノという前提で受け応えをすることにしました。

「各家を訪問して点検しています。火災報知機は設置されていますか?」
「いいえ、でも消火器はあります」
「そうですか、火災報知機を寝室につけることを推奨しています」
「テレビで見ましたよ。今、はやっているやつですよね」
「いえ、本物です。身分証もあります」と言って首から下げた身分証のようなものを見せるのですが、
「そんなの簡単に作れますからね」
「いつもは家の中も見せてもらうのですが、コロナなので今回は入りません」と言って帰っていきました。

本物かどうか確かめようと、管轄の消防署を調べたのですが、消防組織の仕組みがよくわからず、連絡先がわからなかったので確かめられずにいましたが、後で本物だったことがわかりました。その消防団員は、隣の農園の方に「信じてもらえなかった。こんな身分証、役に立たない」と愚痴っていたそうです。
申し訳ないことをしたと思いましたが、突然来られても信じるわけにはいきません。消防の車で来るとか、あらかじめ広報などで周知するとかしないと本物かどうかわかりませんから。何を信じていいのか難しいご時世です。

とにかく火事と詐欺には気を付けましょう。

 

 

 

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