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そうべつへのいじゅう 

自宅前の景色(2021年6月撮影)

2021年07月 - 大工仕事

2021/09/23

今年は菜園にかける時間を割いて、裏庭開拓と大工仕事を始めました。

子供のころは大工さんになりたかったのですが、高所恐怖症で二階の屋根ですら上がるのもビクビクだったのですぐにあきらめましたが、大工仕事、いわゆる「DIY: Do It Yourself」は好きでした。アパートやマンション暮らしでは、物置があるわけではないので工具を購入しても保管場所に困るし、道具の出し入れでいちいち階段やエレベーターを使って上り下りしてたのでは仕事になりません。作業場も問題で玄関前などだと作業途中で放置することもできないので、毎回片づけて原状復帰しなければならず、木の切りくずやペンキの滴も気にしなければなりません。

ここに越して来てそんな悩みからやっと解放されて、思う存分大工仕事ができるようになりました。木は切り放題、ペンキはこぼし放題です。私の庭なので誰も文句は言いません。

最近、悲しいことに身体にガタがきていて、これまで出来ていたことが出来なくなっているということが増えてきましたが、これからは逆に今までやりたくても出来なかったことを、改めて始めるという方向に切り替えました。

当初は窓の高さに合うステップ(階段)や希望の寸法のベンチなどを購入しようと探していたのですが、なかなか希望のものが見つからず、見つかっても高額だったり、送料が高かったりと。そこで、ないものは自分で作ってしまおうということで、自分の希望の形、希望の寸法でフルオーダーメイドにすることにしました。

庭の開拓や庭に置くベンチなど、業者に頼んだり買ってきたりすることもできますが、改めて考えてみると、こんな楽しいことを人に任せるなんて、という思いです。今は全部、自分一人でやってみようと思っています。

都会暮らしの当時は、こんなに工具類を買うことは想像もしていませんでした。

木の伐採のためのチェーンソー、50mドラムケーブル、脚立や三脚、剪定した枝を切り刻むシュレッダー。そして新たにマルノコ、サンダー(やすり)、インパクトドライバーを加え、できる作業の幅が広がりました。

マルノコ
 

インパクトドライバー
 

サンダー
 

まずは、材料の買い出しです。伊達のホーマックで材木を購入し、なんとか車に積み込みました。ぎりぎり6フィート(約1.8メートル)の木材まで載せられました。

ほとんど軽トラのような扱いです。

 

木材と石版を積み込みました
 

助手席を倒して何とかシートベルトで固定
 

最初にベンチを作りました。作業台がなかったので石板の上や地べたで結構苦労して切ったり組み立てたりしました。
 

塗料が思っていた色と違ってがっかりです。元の木の色に近い、もっと白っぽい色を期待していたのですが。この後、これが作業台になりました。
 

作業風景
 

次の作品はステップ(階段)です。これも次の作業では、作業台その2として木材を切断するときに重宝します。
 

防腐剤(こげ茶色)を塗って、石板を仮の基礎として設置したところ。これで、裏の窓から出入りできるようになります。

今後の作業のために作業台を作りました。
 

屋外に放置するため、防腐剤を塗りましたが、結局、天板がカビてきてしまったので、後日、屋外用の白ペンキを塗りました。
 

実際に最新の道具を使って作業してみると、思ったよりも快適です。昔はノコギリで切っていたので大変でしたが、マルノコだと力もいらず一瞬でカットできます。カンナがけやヤスリがけのかわりにサンダーを使えば一気に木の表面を滑らかにすることができます。さらに微妙な寸法調整のための削りも粗い目のヤスリで難なくおこなえます。そして、金槌で釘を打つかわりにインパクトドライバーでネジを打ち込みます。これまた一瞬です。文明の利器のおかげです。力がなくても楽に作業がおこなえます。

ただ、改めて思い知らされるのは、自分の仕事が雑だなということと、抜けているなということです。ネジを打つにも目測で寸法を測らないので、ずれていたり(目が悪くなっていて昔とは違うのだから自分の目を過信してはいけないのに)、下穴をあけないので、ネジがずれたり木が割れたりと。作業の順番も、、、。組み立てる前にペンキを塗っておくべきなのに、組み立てた後だと刷毛が届かなかったり塗り残しがあったりとか。数え上げればきりがありません。作り上げた爽快感と、その出来を見ての自己嫌悪で複雑な心境です。

こんな感じで少しずつ調度が整ってきています。
ベンチを作ったので来客があっても、そこで休んで雑談することが出来るようになりました。それまでは立っての長話だったので、、、

余談ですが、5月からリモートで仕事(技術翻訳や広報関連)を始めたので、開拓や菜園に割く時間が減り、さらに開拓のペースが落ちてきています(このサイトの更新ペースも、、、)。

それでも、これからも時間をかけて楽しみながら、じっくりと開拓を進めていきたいと思っています。

 

 

 

 

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