リフォーム前の新居(2019年10月撮影)
2019年09月17日~09月21日 - 仮暮らし(1)準備編
[2019年08月09日~22日 - 雑草との戦い]からの続き
9月に入ってもリフォームのスケジュールが決まりません。はたして年内に始められるのか、住めるようになるのか全く見通しがたちません。引越の日程が決まらないため、誰にも案内も挨拶もできずにじりじりと落ち着かない日々を過ごしていました。
東京でマンション管理組合の総会と輸出管理講座の講師の仕事をこなして、
9月17日(火)、家内と一緒に壮瞥の新居に行き、リフォームが始まる前に仮り暮らしをしながら移住の準備を始めることにしました。東京に戻る日程を決めずに。
一度釧路に行って母の家から使わなくなったものをもらってくることを前提にして、足りないものは現地で調達して揃えるとして、とりあえず仮暮らしを始めるために必要最低限の荷物を段ボール箱一つにまとめて、定宿である「ばんけい温泉 湯人家(ゆのとや)」に宅配便で送って預かってもらい、現地で荷物を受け取りました。残念ながらその日は湯人家を予約できなかったので、以前宿泊したことのある洞爺湖沿いの感じの良い「ペンションおおの」に泊まりました。夏は素泊まりのツーリング客が多い宿ですが、夕食も提供していて自家栽培の野菜を使った(元は農家だったそうです)料理は期待以上のおいしさです。
翌9月18日は朝から新居に行って仮暮らしの準備を始めました。前回来た時にハウスクリーニングを依頼しておいたので、大体きれいになっていましたが、それでも新たに虫が入り込んでいるのでした。午前中に水道業者に来てもらって水道とボイラーなど設備の使い方を確認しました。古いセントラルヒーティングのボイラーが設置されているのですが、もちろん説明書もなく、バルブがたくさんついていて複雑そうだったので、工事をしたと思われる水道業者に直接聞くのがよいと思い連絡したのでした。社長自らやってきて、どこから説明していいのか、、、と言い始めたので北海道釧路出身なので水道を落とす(元栓を閉めて水抜きする)ことは知っていると告げると、釧路ほどは寒くはならないけれどもと前置きして、水道の元栓とボイラーの操作(といっても結局、電源のオン/オフと温度設定だけだったのですが)を教えてくれました。お礼を言ってお土産を渡しました。きっと今後もお世話になることがあるでしょう。
玄関
冷蔵庫の件
その日は、発注していた冷蔵庫が到着する予定でした。仮暮らしでも冷蔵庫は必需品なので、移住後もストッカーとして使うつもりで購入しました。その冷蔵庫は車載も可能なタイプで車のバッテリーでも駆動できるものです。いざという時に役に立ちそうです。業務用のため購入は法人限定だったので「オフィス橋本」で発注しました。個人事業主は便利です。そして運送は宅配便ではなく大型トラックによる軒先渡しのためトラックからの荷下ろしは自分でしなければならないとのことでした。30kg以上もあるので荷下ろしの心配をしながら待っていましたが、夕方になってもトラックは到着しません。そこで念のため家の前に書置きを残し、一旦、家内を今日の宿である「湯人家」まで送って行ってチェックインし、一人で新居に戻って待ちました。午後5時を過ぎても届きません。暗くなってくると街灯もないところなので敷地への入り口も分からなくなります。大きなトレーラーだとバックで入らなければならず、暗い中ではほぼ不可能です。
心配になってきたので静岡県にあるメーカー本社に電話をして、運送業者に状況を確認して連絡をくれるよう頼みましたが、いっこうに連絡がありません。再度、メーカーに電話しましたが営業時間が終わっていて留守電になってしまいました。メールも送ってみましたが返信はありません。
思い返すと発送完了のメールを受け取ったところから変だったのです。運送業者と伝票番号を記載したメールを受け取ったすぐ後に間違いだった旨のメールがあり、削除してほしいとのことでした。改めて正しい情報をメールするとのことだったのですが、なかなか来ないので催促すると、すでに送ってあると、その「間違いだった」はずのメールを添付してきたのです。このとき、きっとどこかに手違いがあったのです。そのメールには9月18日着予定とあったのですが、その伝票番号でトラッキングすると荷物はまだ北海道にも届いていないことになっています。しかし、こちらからはどうすることもできません。
午後6時を過ぎ待ち続けていると、運送業者から連絡があり今日は届けられないとのこと。悪い予感は的中です。最速でも21日になると。はっきりとは言いませんでしたが、たぶん、何かの手違いで荷物はまだ静岡にあるのでしょう。21日は釧路から戻ってくる予定の日なので、9月22日着で依頼しました。
辺りはすでに真っ暗です。細い山道を「湯人家」まで走って、なんとか夕食時間には間に合いました。湯人家のおいしい夕食と快適な温泉はいつもクタクタになった心と体を癒してくれます。
釧路への長いドライブ、再び
翌9月19日(木)、家内と共に釧路への長い長いドライブです。私にとっては二度目の。
途中、お気に入りの「むかわ道の駅」のお食事処「たんぽぽ」で昼食です。私はまたホッキフライ定食ですが、家内はシシャモです。鵡川(むかわ)はシシャモで有名ですが、シーズンではないためかシシャモの定食がなかったので、シシャモフライ単品とライスに味噌汁です。
例によって途中すべての道の駅でトイレ休憩して夕方には無事に釧路に到着し、しばらくぶりに母と妹に会うことができました。
家内に釧路へのドライブに付き合ってもらったのは、母が使わなくなった食器や着物を見てもらって仕分けしてもらうためでした。妹は着物に興味がなくそのまま処分することになりそうだったのですが、家内は着物を着ることが好きなのでちょうど良かったのです。釧路には2泊して、夜は釧路駅前にあるお気に入りの居酒屋、「石臼そばと肴 だいこう」で夕食です。酒も肴もハズレなくおいしいので、釧路に行くと必ず寄ってきます。数年に一度しか行かないのに、そこのおかみさんは覚えていてくれます。ほとんどお話もしていないのですが二度目に行った時からずっとです。うれしいものです。
普段なら注文することのないじゃがバターですが、ときどきサービスで出してくれて、これがバターがしっかり浸み込んでいて絶品です。普通のじゃがバターとは全くの別物です。いつも作り方を聞くのですが、忘れてしまいます。
9月20日(金)、食器と着物の仕分けの後、最近釧路で話題の「釧之助(せんのすけ)」(笹谷商店直営の魚介類の店)に行き仮暮らしで食べる分の買い物をしました。
翌9月21日(土)、仕分けした着物、炊飯器、電子レンジ、鍋、ざる、ボウル、などを積み込んで、壮瞥へ。もちろん昼食は「むかわ道の駅」で、ホッキフライ定食です。
その日も定宿の「湯人家」に宿泊し、翌日から壮瞥の新居での生活が始まります。