リフォーム中の自宅(2019年11月撮影)
2019年11月07日 - 電気工事:送電線と樹木伐採の話
[2019年10月29日~11月20日 - リフォーム工事]の派生エピソード
(関連エピソード:[2019年07月17日 - 壮瞥物件周辺の土地])
11月7日(木)午後2時、電気屋さんと打ち合わせがあると工務店の社長さんに聞いていたのですが、何の話か私には見当もつきませんでしたが、北電(ほくでん:北海道電力)の方と電気屋さんが相談していたのは、屋外も含めて電気配線を一新して、アンペア数も増やすためでした。
家が大きいので電気屋さんが気を利かせて、電気容量は10kVA必要だろうということで話が進んでいるようでした。私にはその10kVAというのがどの程度のものか見当もつきませんでしたが(電気工学科卒なのに)、聞くと一般家庭では最高6kVA(60アンペア)だそうで、それを超えるときには電柱から家への引き込み線も10kVAに対応できるものに取り替えなければならないそうです。我が家に引き込む元の送電線は国道を挟んだ向こう側を走っているので、国道をまたいで引き込まれています。ところが国道を10kVAの電線がまたぐためには許可が必要になるそうで、大概の場合は許可が下りず数カ月から数年待たされるとのことでした。私の家はコンロはIHではなくプロパンで、暖房、給湯は石油なので、それほどの容量は必要ないはずだと説明して60Aでお願いしました。いろいろな制約があるようで、危うくとんでもない騒動になるところでした。
ところで、リフォーム工事が始まってすぐのころ、私が不在の時に北電の方が来たそうで、大工さんが聞いたところでは、電柱と送電線に接触している樹木が電線を切断する恐れがあるので剪定・伐採したいので、土地の持ち主を知りたいということだったようですが、また来ますといって連絡先も置かずに帰ったそうです。
土地の図面を調べたところ、その電柱も樹木も私の購入した土地の外側にあって、家の元のオーナーの土地のようでした。そこで、不動産屋さん経由でオーナーに確認してもらったところ、費用負担がないなら勝手に切ってもらって構わないと。
ちょうど北電の方が来られているので、樹木を伐採してもらって構わないという話を持ち出したところ、この電柱と電線は私の家一軒にしか供給していないので、メンテナンスの優先度は低く北電では伐採はしないとのこと。他に優先度の高い問題がたくさんあるので、気になるようなら、気を付けて自分で切ってください、といわれてしまいました。本当に自分で処理してしまっていいのでしょうか。部署が違うのか全く話がかみ合っていません。再度、不動産屋さんに確認してもらったところ、オーナーは自分の費用で伐採するつもりはないようでした。
引き込み線
電線に絡む蔦
とりあえず、ツル状の木は根元を切断してこれ以上伸びないようにしましたが、ほかの樹木は停電にならない限り不都合はないので、そのまま様子を見ることにしました。