自宅前の景色(2021年10月撮影)
2021年10月その2 - 栗の収穫
昨年は、まったく栗が採れませんでしたが(「2020年10月30日 - 栗」)今年は大豊作でした。市販されている栗に比べると小ぶりですが、大量収穫です。
たくさんのイガがついた栗の木
木から落ちた栗
最初は手当たり次第に拾っていたのですが、あまりにも大量なので大きいものだけを拾うようにして(全体の1/3くらい)、それを水洗いして浮いてきたものを廃棄し(だいたい1/2くらい)、さらに目視で虫食いなどを確認して(1/5くらいを廃棄)選別しました。9月末から10月中旬くらいまで2週間以上、ほぼ毎日栗拾いです。トータルで7kgくらい拾ったでしょうか。とりあえず拾った栗は冷蔵庫で保存です。
拾ったのはいいですが、どう処理したらよいのか試行錯誤です。こんなに大量に生栗を手にしたことはないですから。
まずは、そのままフライパンで焼いてみると、案の定、爆発し実は粉々です。蓋をしてたので惨事は免れました。焼くときには栗に穴をあけないとダメですね。次に、一晩水に浸けて茹でてみると、柔らかくなっているので小ぶりの栗の皮をむくのが一苦労です。今度は先に皮をむいてレンジで加熱してみると、乾燥して硬くなって、と。
結局、生栗の皮をむいて洗い、ご飯と一緒に炊き込むのが一番おいしくなることがわかりました。ほんのり甘い栗が美味です。
一日でこのくらいの収穫です
これから選別していきます
案山子のおじさんは
菜園監視から栗の番人にシフトです
それからは毎日、栗の皮むきです。最初は包丁でむいていたのですが、あぶなかしくて効率も悪いので、専用の栗むき器「栗くり坊主II」を購入。少しは楽になりましたが、渋皮まできれいにむくと1時間で100g程度(むいた後の実)しかむけません。量が量なので、毎日2~3時間ほど栗むき作業です。これまた永遠かと思われる作業です。
家内は栗を使ったお菓子作りにチャレンジです。栗を甘露煮にしたり、栗のペーストを作ったりして、栗をふんだんに使ったモンブランは絶品でした。
栗くり坊主II
栗のマフィン
栗蒸し羊羹
モンブラン
大量の栗をどう保存するかが問題です。とりあえず皮をむいていない栗は冷蔵庫に入れていますが、水分が出てくるのでいずれはカビてしまいそうで心配です。冷凍保存が可能か試すために、一度冷凍した栗をご飯に炊き込みましたが、なんだか粉っぽくなったので、冷凍以外の保存方法を考えることにしました。
むいた栗はとりあえず小分けして真空パックにして冷蔵庫に保存していたのですが、数日経つとガスが発生しているらしく、パンパンに膨らんでいました。そこで、再度真空パックしなおし、今度はすぐにパックごとボイルして火を通して殺菌し冷蔵庫で保管することにしました。加熱してあるので常温保存もできそうですが念のため。
栗やイモは低温貯蔵すると酵素の働きで甘くなると聞いていましたが、確かに2週間くらい経った栗は皮のまま保存したものも、皮をむいて保存したものも格段に甘くなっていました。
食べきれない分は真空パック
さて裏庭では、夜になると採り残した栗を食べに動物たちが集まってきます。数年に一度のごちそうです。案山子のおじさんを菜園から裏庭に派遣しましたが、あまり役には立っていないようです。採り残した栗は動物たちにおすそわけです。
栗を食べる鹿
動物除けが光っても逃げず(40秒)
栗を食べる鹿たち
動物除けの光に反応(45秒)
栗を食べる鹿たち
おじさんの光や音を全く気にせず(30秒)
光って音を出すおじさんを見つめる鹿(25秒)
キツネらしき後姿(10秒)
タヌキらしき後姿(30秒)
栗を食べる鹿たち
おじさんの光に驚き散り散りに走り去る(55秒)
栗などの木の実は、毎年収穫できるものかと思っていましたが、近所の農家さんの話では、たくさん採れるのは4年に一度くらいなのだそうです。
次はいつになることか。