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そうべつへのいじゅう 

リフォーム中の自宅(2019年11月撮影)

2019年10月27日~11月20日 - リフォームの立ち合い

2021/03/13

2019年09月30日~10月07日 - 仮暮らし(5)冬への備え編]からの続き

あまりにもリフォームのスケジュールがはっきりしないので、別の業者に頼もうかとも考えていたのですが、東京に戻ってしばらくしてから工務店に再確認したところ、10月30日ころからなんとか取り掛かれるとのことでした。そこで単身、新居に滞在してリフォームの立ち合いをすることにしました。工事の時には細かな仕様調整など、現地で細かく指示を出したほうが効率的で間違いが少ないだろうし、追加の仕様変更も容易だろうと考えたのです。リフォーム中はいろいろな事務手続きや庭の手入れもしたいとも思っていました。

住みながらでもある程度工事は進められるということなので、寝泊まりする居間とトイレの工事を後回しにしてもらって、そこで暮らすことにしました。水は外に設置されている水道かトイレの洗面が使えれば何とかなります。

10月27日(日)、千歳空港で預けてあった車を拾って、冬用の装備をそろえるために、安くて機能的なものが多いと話題のワークマン千歳店へ。除雪など外で作業をするとき用の防寒ジャンパーとズボン、防寒長靴などを購入しました。さらにL.L.Beanブーツ風の防寒靴が2,400円だったので衝動買いです。

寒くなってきているので寝具を強化するために近くのニトリにも寄って毛布などを調達しました。夕食は道中の「きのこ王国」 で炊き込みご飯や即席のきのこ汁などを買い込み新居へ。
 

生活の準備

家は仮暮らしの撤収時のままで、まずは放置してあったノンスモーク霧タイプの殺虫剤を片付けて、2階の納戸に収納しておいた布団セットや調理器具などを引っ張り出し、例によって居間にブルーシートを敷いて布団、そしてキャンプ用のディレクターズチェアをセットして居住空間としました。

冷蔵庫も使えるのですが、また撤収時には空にしなければならないので、使わずに生活することにしました。調理器具は電子レンジとカセットコンロ。電子レンジがあるだけ独身生活のときよりもマシです。

居住区
 

10月28日(月)、午前中は気になっていた栗拾いです。茶色く色づいたイガグリがたくさん落ちていたので収穫です。糖度を上げようと思い比較的涼しい玄関横の納戸に保存しました。(そして腐らせてしまいます。[2020年10月30日 - 栗])

午後は伊達に買い出しに。食事はパックご飯と缶詰、レトルト食品などほとんどを保存食でまかない、買い出しの日はお惣菜を買って二日くらい食べるようにしました。学生のような生活です。

栗収穫
 

リフォームの概要

10月29日(火)、工務店の社長さんが来宅しリフォームの打ち合わせです。あらかじめ頼んでいた内容はだいたいこんな感じです。

屋外は、
・屋根の塗装、外壁の補修とクリーニング
・窓の破損個所修理、網戸の網交換
・納屋の修理(結果的に保留となりました)

屋内は、
・水廻りの交換:システムキッチン、洗面台、浴室、トイレ
・床の張替え:リビング、キッチン、2階洋室
・壁紙の張り替え、畳の表替え、障子/ふすまの張替え、扉の交換
・電気設備:照明、インターホン/防犯カメラ、エアコン設置など
・改造:和室一部屋を改造(詳細については、また別のお話)

このほかに、現地に行ってから変更・追加したものもありました。
仮暮らしで暖房用ボイラーの水漏れが分かったため交換を依頼すると同時に、念のためにかなり古い給湯用ボイラーと石油ストーブの交換も依頼しました。ボイラー交換のついでにリビングとキッチンに小さな床暖房のパネルも入れてもらいました。家内が冷え症なので、少しでも住み良いようにと。

当初、フローリングの6畳間を寝室にしてベッドを2台入れる予定でしたが、入らないことが分かったため、急きょ和室8畳をフローリングに改造して寝室にすることにしました。さらに、洗濯機を置けるスペースもなかったので玄関横の納戸に洗濯機置き場を作ってもらうことに。

新築ではないですが、できるだけ気持ちよく長く住めるようにと、いろいろと手を入れることにしたのでした。

預かった屋根、外壁、床、壁紙のサンプルを吟味して、各部屋について部材を選定しました。照明やインターホン、棚などの選定・取り付けも相談したところ、自分で手配したほうが安く済むとのことで、取り付けをお願いすることにしました。

やはり現地にいることで臨機応変に対応できたので都合がよかったと思います。
 

リフォーム開始

10月30日(水)、リフォーム初日は社長さんのほか作業員が5名来て作業を始めました。社長さん曰く、やる気を見せるために初日は人を集めましたとのこと。その言葉どおり、翌日からは専属の大工さん一人と不定期でほかの業者さんが参加するスタイルになりました。

初日の作業は浴室の撤去、キッチンの撤去、畳の撤去といきなり大掛かりな作業から始まり、すでに普通の生活ができない状態に。浴室が完全に撤去されて屋根裏むき出しなので、夜間にノンスモーク霧タイプの殺虫剤を使って念のため害虫駆除です。

キッチン工事中
 

浴室撤去
 

普通は工事の方にお茶とかを出すのでしょうが、普通の生活状態ではないので、取り急ぎ10キロ離れたコンビニにお茶とコーヒーを買いにいき、大工さんたちにどうぞと声をかけたのですが飲む様子もなく、帰りに頂いていきますと。考えてみると作業者は休憩時間が決まっているのでした。翌日からは10時と15時にお茶とコーヒーをポットで出すようにして、お土産用に買っていった崎陽軒の焼売を出したことも。出かける時にはカセットコンロとやかん、紙コップにインスタントコーヒー、シュガー、ミルク、紅茶と緑茶のティーパックを置いて、ご自由にというスタイルにしました。

せっかくなのでドリップで淹れたコーヒーを提供しようと思い、いずれ必要になるであろうコーヒー関連の機材とコーヒー豆をネットで注文し、機材が届いてからは、ドリップで淹れるようにしました。
 

コーヒーセットを設置
 

工事期間中の私の作業

大工さんが作業をしている間、私はまず冬への備えとして、冬タイヤに交換です。当初は自分で交換するつもりでしたが、リフォーム中の夏タイヤ保管のことや、交換に要する手間と時間のことなどを考えると、イエローハットで交換してもらってついでに夏タイヤも保管してもらうほうが得策だと思い至りました。敷地は舗装されていないので、車に付属している簡易的なジャッキでは、湿った土にめり込んでしまうでしょうし危険です。結局、保管してあった冬タイヤをまたジムニーに積み込んでイエローハットへ。夏タイヤの保管は4か月と8か月のコースがあるとのことで、ちょうどいい6か月の場合は4か月に2か月追加となり結局8か月の場合と同じ料金になります。うまい価格設定です。8か月預けることにして、6月末までに引き取ればよいことになります。ついでに、冬用のワイパーや雪道で動けなくなった時用の脱出器具などを購入しました。

それから、いろいろな事務手続きです。役場に行き、「地デジ有線放送加入」の申し込みをしたり、運転免許証の住所変更をおこなったり。

11月1日(金)、運転免許証の住所変更は駐在所でもできるようなので、いちばん近い久保内の駐在所に行ってみたのですが、不在で御用の方は電話を、という状態だったので、次に近い壮瞥の駐在所へ行ってみましたが、状況は同じ。結局、伊達警察署まで行って住所変更をおこないました。それから信金に行って住所変更をして、インターネットバンキングの申込みもおこないました。

大工さんは日曜だけがお休みとのこと。「土曜も旗日(はたび、懐かしい響きです)も関係ないのさ」と言っていました。少し気の毒な気もしましたが、致し方ありません。

私はキャンプ用のテーブルを購入し、工事が休みの日曜日(11月3日、10日)に生ラム肉を買ってきて、昼から外で一人ジンギスカンです。
 

伊達からの帰り道、きれいな虹が
(消えかけてますが)
 

一人ジンギスカン
 

裏庭の手入れ

11月4日(月・祝)の朝、玄関先にある朽ちた「ししおどし」の石鉢に溜まった水に薄い氷が張っていました。いよいよ冬の到来です。

大工さんが作業している間、気になっていた裏庭の手入れをしました。松の大木があって鬱蒼としていて薄気味悪いので、まずはそこをなんとかしようと。周りの雑草を処理して近くでよく見てみると、大きな枝が折れて枯れて変色しているのでした。それが薄気味悪い正体だとわかりました。

枯れた枝を一本ずつ折り畳み式の鋸で切断していきます。切り進めて枯れ枝を撤去していくとやっと木の全景が見えてきました。ずいぶんと枯れた枝がついているのがわかってきて、どこを切ればいいのかが見えてきます。

久々に木に登って松の枯葉や蜘蛛の巣まみれになりながらも、鋸をふるっていると、運動不足の老体には大変な作業ですが、なんだか楽しくなり時間が経つのも忘れてのめりこんでしまい、のどが渇いたり、息が切れたり、体のどこかが痛くなってやっと休憩するという感じです。

松の枝を何本も切るうちに、松ヤニで鋸の刃が目詰まりをおこして切れなくなってきたので、鋸を新調しようかと思ってホーマックを覗くと、「松ヤニ落とし」なるものがあるではないですか。それを使うと面白いほどヤニが取れて、切れ味復活です。

木に登って切り口に腰かけて作業していたので、チノパンの尻に松ヤニがべっとりついてしまいました。完全に作業ズボン行です。

毎日、ずっと鋸を握っていたので、指の第二関節がこわばって違和感があり、毎朝指のリハビリなしでは曲がらなくなってしまいました。最初は中指だけだったのが、だんだんとほかの指にも違和感が出てきて、作業が終わればいずれ治るだろうと思っていたのですが、結局いまだに良くならないままです。このまま付き合っていくしかないのでしょう。

裏庭で作業をしているとき、一角で動物のフンを発見しました。農業が盛んなエリアなので動物の問題はないだろうと思っていたのですが、、、。

そのお話は「2019年11月 - 野生動物の置き土産」をどうぞ。
 

薄氷
 

荒れた裏庭(10月撮影)
 

松の枯れ枝切り
 

インターネットショッピング

照明器具などは自分で買ったほうが好きなものを選べて安いとのことだったので、インターネットショッピングです。

この辺は、Wi-FiやWiMAXがカバーされていないし、当然光回線などのブロードバンドは開通していません。それでも携帯電話(スマホではなく)の4Gは問題なく使えたので携帯経由のテザリングでインターネットにアクセスです。

必要な照明器具やインターホン、防犯カメラなどスペックを吟味の上、次々と発注しました。他にもコーヒー関連、酒、トレイルカメラ、ソーラーライトなどなど、滞在中に結構な物品をネットで注文しました。

驚いたのはこんな田舎でも意外と早く、そして確実に届くということです。郵便局もクロネコヤマトも佐川急便も問題ありません。ネットショッピングに関しては田舎のハンディキャップは全くなしです。唯一、問題なのは発送するときに遠くまで出かけなければならないことです。最寄りのコンビニが10キロ先ですから。

 

 

 

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