自宅前の景色(2022年10月撮影)
2022年10月その2 - 納屋の屋根解体
今年の雪は例年にないほど多く、非常に重たい雪の日もあり、それが融ける前にどんどんと積もっていったので、2月の中旬、ついに納屋の前の屋根が雪の重みで崩壊してしまいました。(「2022年04月08日-春がやってきました」)
この屋根は、引っ越した当初から崩壊寸前だったので、業者に家のリフォームと合わせて撤去するように頼んであったのですが、作業に取り掛かる前に雪が降ってしまったので作業を保留にし、そのまま放置していたのです。(「2019年10月29日~11月20日-リフォーム工事」)
それなので壊れたこと自体は問題ないのですが、片付けが大変です。業者に頼もうかとも思ったのですが、廃棄まで含めると結構な額になるらしいことが分かったため、自力で片付けることにしました。
崩壊寸前の屋根(2019年5月撮影)
大雪(2022年1月12日)
屋根の積雪(2022年2月10日)
屋根崩壊(2022年2月14日)
屋根崩壊(2022年2月14日)
豪雪(2022年2月22日)
雪融け(2022年4月5日)
しかし、積雪が多く雪融けが遅かったうえに、北海道にも梅雨がやってきて外作業ができる日が少なかったため、なかなか片付けに取り掛かることができませんでした。そうは言っても、このエリアは強風が吹くことが多く、屋根の残骸が飛ばされて事故にでもなったら大変です。とりあえず、飛ばされそうなはがれたトタン波板だけは納屋に格納して、、、
崩壊の全貌が見えました(2022年4月30日)
雪が融けると、やることがいろいろと盛りだくさんです。菜園の再構築(「2022年05月30日-菜園バージョン3」)に始まり、雪の重みで折れた樹木の処理(「2022年06月-外作業と軽トラック」)や、枝の剪定、棚づくりなどの木工(「2022年10月-木工2022」)、雨ですくすく育つ雑草刈り、裏庭整備などなど、なかなか解体まで手が回りません。
晴れ間に地道にさまざまな作業をこなし、7月8日、やっと解体に着手することができました。太い丸太の柱が倒れて屋根がそのまま落ちてきたような恰好なので、まずはトタン波板を一枚ずつはずすために釘を抜いていきます。安全性を考慮して釘はすべて抜く方針で、時間をかけて解体していきます。過去に板に刺さった釘を踏んで怪我をした経験もあるので、手間はかかりますが釘はすべて抜いていきます。木材は薪として焼却することを考えても、釘がないほうが何かと安全です。
屋根解体に着手(2022年7月9日)
もともとこの屋根の部分はお米の乾燥用に使われていたようで、送風機のようなものが取り付けられていました。それが屋根と一緒に落下したようです。ある日、その送風機の配線を柱からはずそうとU字釘を抜いていると、携帯に家内から電話があり、家が停電になっていると。
急いで家に戻ってブレーカーを調べてみると、異常の表示になって落ちていました。思い当たるのは納屋の配線です。納屋の中を確認すると、ブレーカーが設置されていて、通電になっているようだったので、まずそこを遮断して、家のブレーカーを復起することで電気が戻りました。きっと送風機の配線をいじっているときにショートしてしまい異常電流が流れたのでしょう。感電などの事故にならなくて本当によかったです。
こつこつ解体(2022年7月11日)
リフォームをした時に、てっきり納屋への電源供給が停止されていると思い込んでいたのですが、ずっと通電していたようです。気にはなっていたのですが、しっかりと確認しておけばよかったと後悔です。
考えてみると、屋根が崩壊した時に停電になってもおかしくなかったのです。もしそうなっていたら、雪が降りしきる中、雪かきをしながら納屋へと行って調査しなければなりませんでした。原因がわからなければ納屋からガソリンを持ってきて、まだ使ったことのない発電機を回す羽目になるところでした。
ただただ解体(2022年7月12日)
地道に解体(2022年7月18日)
先が見えてきました(2022年7月19日)
その後も、何とか時間を見つけては解体を続けていきました。雪が降る前には片付けてしまおうと。しかし、場所によっては釘がかなり錆びついていてなかなか抜けません。折れてしまったり、頭が欠けてしまって抜けなくなるものもあります。なかなか作業ははかどりません。一部に太いボルトとナットが使われていて完全に錆びついていたのですが、これが意外にも力を入れるとナットがちゃんと回ってはずせるのは驚きでした。
解体した木材は薪として焼却するとしても、トタンは廃棄しなければなりません。廃材の処理には結構費用がかかるらしいのですが、処理場まで持っていくことで安く処分することができるそうなので、そんなこともあって軽トラを購入したのでした。
あともう少し(2022年7月24日)
地道に解体を続け、あと2~3日で片付きそうになったとき、国道にトラックが停まり人が走って来ました。聞くとリサイクル業者で鉄くずをタダで持って行ってくれるとのこと。渡りに船とはこのことです。はがし終えたトタンと釘の山、送風機、アルミ製の何かのフレーム、電線などまとめて引き取ってもらいました。重量的には鉄が多かったと思いますが、価値的にはアルミと銅線が圧倒的に価値が高かったと思います。
引き抜いた釘の山
リサイクル業者がタダで引き取ってくれました
それから2日かかって、解体がほぼ完了しました。そしてまた、10枚ほどのトタンが。リサイクル業者があと2日遅くに来ていたら完璧だったのですが、まあ、十分でしょう。残りのトタンの処理について調べてみると、粗大ごみ用の160円のシールを貼ることで処理できるようなので、すべて括って粗大ごみの日に出しました。
解体ほぼ完了(2022年10月9日)
最後のトタンを束ねて(2022年10月20日)
160円のシールを張って粗大ごみへ
結局、屋根が崩壊したことで、自分で解体することができたので、費用は粗大ごみの160円だけで結果オーライです。ラッキーだったに違いありません。
補足)それから数日後に別のリサイクル業者が来ました。トタンを粗大ごみに出さなければよかった。