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そうべつへのいじゅう 

防風林のトドマツ伐採(2023年10月撮影)

2023年10月その1 - 空師ふたたび

2023/11/25

古い農家としては一般的な風景なのですが、自宅敷地の西側に20本ほどのトドマツの防風林があります。国道を洞爺湖側から走ってくると我が家の目隠しになっているのと同時に、目印になるので結構気に入っています。多分、50年以上前に植樹されたそれらの木は、いまでは20mを超す大木となっており、中には腐ってきているものや傾いてきているものもあります。家屋に近いものは倒れると直撃する恐れもあります。

トドマツの防風林で家が目隠しされています
 

ここに越して来てすぐ、空師(そらし)を名乗る人が訪ねてきて防風林が傾いていることを指摘してくれました。彼らは立木を根元から切り倒すことができない場所でも、木に登って切るという特殊伐採をおこなえるということで、国道側に傾いていた1本と、家側に傾いている1本の伐採をお願いしたことがありました。(そのお話については「2020年08月20日-空師(そらし)」をご覧ください)

それからも時々立ち寄ってくれて、残りの木の伐採や芯止め(木の上部を切って短くするとともに木の成長を止める)を勧められてはいたのですが、なにぶん費用が高額なので(防風林すべてを切ると、軽ではない小型の新車が買えるくらい)対応を先延ばしにしていました。

2020年に伐採したトドマツ
 

2021年の暮れ、防風林の先端5mくらいが折れて家屋を直撃しそうになったことがありました。もし直撃していたら家の修理にはそれなりの費用と時間がかかったでしょう。しかも寒空の下。(「2021年12月-移住して2年、3度目の冬」)

そして、木が倒れないかご近所からも心配がられていました。防風林を切る費用もさることながら、伐採すると国道から自宅が丸見えになってしまうということも気になって(特に家内が)、これまで手を付けずにいました。

家屋に激突しそうになった倒木
 

さて、今年に入ってご近所の噂で聞いてはいたのですが、この町に移住してきて木の伐採などを生業にしている人がいると。そして費用も安そうだと。そのうちに紹介してもらおうと思っていたところ、今年の春にご近所に越してきた若い家族の旦那さんが、そこで働き始めたということだったので、9月初旬、早速見積りをお願いをすることにしました。移住者を応援したいという思いも少なからずありましたし。

やはり、すべてを伐採すると現実的ではない金額になるので、家に近い9本に限定して芯止め、ただし、腐ってきているものは伐採してもらうことにしました。さらに国道にはみ出して伸びているギンドロの木も根元から伐採してもらうことにしました。以前からギンドロには手こずらされています(「2021年04月26日-裏庭の開拓(2) ギンドロ編」)。隣の敷地との境界辺りに生えているため、私の責任ではないかもしれませんが、車の見通しが悪く危険なのでこの際、伐採してもらうことにしたのです。切った木は薪にして販売するということで、引き取ることを条件に格安でやって頂けることになりました。以前の空師は処分費用が高額になるとのことで、切った丸太は処分せずに置いて行ってもらったので、引き取ってくれた方が助かります。

端の木は腐ってきているので伐採することに...
 

9月中旬から1週間程度の予定でしたが、意外と忙しいようで何度かスケジュールが変更になり、やっと10月初旬から着手してもらい、4人稼働で実働およそ7日間、10月中旬までに丸太や枝の片付けまできれいに完了しました。

作業をしてくれた4人は比較的若く、みな移住者とのことなので、じっくり話も聞きたく、作業が完了した後にジンギスカンをやろうという話になっていたのですが、天候不良のため予定していた日に実施するのはあきらめて先延ばしにしていたのですが、結局、天候と彼らのスケジュールの関係で開催は断念することになりました。思っていた以上に仕事があるようで少し安心しました。みなさんいろいろなところから移住してきているようなので、話をいろいろと聞きたかったのですが、それはまた別の機会に。

一番端のトドマツ伐採

一番端のトドマツ伐採
 

切株、樹齢何年だろう
 

太い幹は玉切りにして、
 

さらに薪割りして運びやすく
 

木を伐採する前に下草を刈ったので、家は国道から丸見えになってしまいました。来年には低木を植樹したいと思っています。
 

 

防風林の上部が無くなったおかげで、畑に西日が長く入るようになり、家からの景色も明るくなりました。防風林の見た目は悪くなりましたが、安心感があります。今年の冬は強風が吹いても安心して暮らせます。

 

 

 

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