神社からの景色(2022年9月撮影)
2023年09月 - 秋のお祭り
[2023年08月 - 遠方からの来客]から続く
移住してもう4年になりますが、これまでCOVID19のために自治会の行事が制限されていたので、活動の全貌はよくわかっておらず、ご近所さんともあまり深いお付き合いができていないのが実情でした。どうやら年に4回、大きな行事があるようで、COVID前は例年、新年会、春の地鎮祭、初夏の泥落し会、そして最も盛大な秋のお祭り(地鎮祭)をおこなっていたようです。COVIDによる緊急事態宣言以降は、これらの行事を取りやめ、秋のお祭りのみ規模を縮小して実施していて、神社の清掃と神主さんによるお祓い、そして仕出し弁当を持ち帰って各自で食べるというように簡略化されていました。
余談ですが、昨年のお祭りのとき、集会所の玄関に大きなスズメバチの巣ができているというので見に行くと、蜂が飛び回って巣に出入りしているのが見えました。刺激をしなければ大丈夫だというのですが、万一、重鎮の方々に何かあっては大変です。蜂の巣駆除に際しては町が費用を補助してくれるため四千円で済むそうなので、早速、駆除業者に連絡して駆除してもらいました。駆除の現場を見に行ったのですが、すでに巣は外されて袋に入れられた後でした。見れずに残念。
集会所の玄関に蜂の巣(2022年撮影)
昨年の初夏、なんとなく制限が緩くなった折に、泥落し会と私たち夫婦の移住歓迎会を兼ねた懇親会を、近所の温泉宿で開催していただきました。移住から3年も経って、そこでやっと皆さんにご挨拶することができました。
そして今年、初めて新年会に参加しました(「2023年01月-日本酒のお話 改め、お酒のお話(その1:日本酒編1)」)。これもまた近所の温泉宿での宴会です。送迎付きなので気兼ねなく飲むことができます。
春の地鎮祭は、自治会長と二人で神社にお供えに行って終了です。
泥落し会は例年農繁期が終わる6月下旬に、集会所でオードブルの仕出しを取ったり持ち寄ったりでおこなっていたそうですが、長らく使っていなかった集会所は老朽化がひどく、送迎などのことも考えて、新年会と同じ温泉宿での開催を提案して了承いただきました。今回は新しく移住してきた家族の歓迎会も兼ねているので、かなりの手入れが必要な集会所での宴会は避けたかったのです。結局、仕出しや準備にはお金がかかる訳だし、宴会なのに飲めない送迎担当者がいるというのも申し訳ないし。温泉宿にお願いすると仕出しにかかる料金プラスアルファでおいしい料理を提供していただけるし、飲み物は持ち込み自由、温泉にも入れて、おまけに送迎付きです。皆さん、高齢になってきてきて、準備や移動などいろいろなことが大変になってきていると思うので、今後も温泉宿での開催を続けられたらと思っています。
今回は、新しく越してきた若い家族(子供も二人います)の歓迎会でもあったわけですが、私は4年も前に越してきたのに去年やっと歓迎会をしてもらった身で、考えてみると私たちもまだまだ新参者なのでした。
さて、今年の秋のお祭りですが、これまでCOVID感染対策バージョンで開催していましたが、今年からフルで開催ということになりました。フルというのは、前日に神社の草刈りと掃除をした後、夕方から「宵宮」の宴会をおこなうということです。例年は集会所でオードブルの仕出しをとって、あとは持ち寄りでおこなわれていたそうです。
ところで、裏庭の開拓を始めて4年、ジャングルを切り開き、見栄えの悪いオンコの木を伐採し、石板を敷き詰め、パラソルとテーブルセットを配置して、レンガで炉を組み、と、、、地道に整備してきて、移住当初からは見違えるほどきれいになり、国道からも一部が見えるので、なかなか交流できなかったご近所の方々は興味津々です。
我が家を訪れた人は、裏庭が小綺麗に整備されたのを見て、「ここで一杯やりたいね」、「バーベキューとかいいね」、という話もチラホラとでることに。気候が良くなったら何かしましょうとお話していたのですが、なかなか何もできずにいたところでした。
新しく作ったレンガ炉
そこで、宵宮(宴会)を老朽化した集会所でおこなうのではなく、我が家の裏庭でバーベキューすることを提案し、みなさんに了解をいただくことができました。みなさん、気になっていたようですし、来ていただくのに良い機会だと思ったのです。
参加者は大人20人、子供9人、思っていたよりも大人数です。
神社で使っている日本酒のプラスチックケースと板を組み合わせた簡易イスを持ち込み、バーベキューセットやカセットコンロを持ち寄って会場設営です。食材は前日に買いだしました。ラム肉4パック、鶏モモ切身3パック、豚肉焼き肉用4パック、牛肉2パック、フランクソーセージ20本、赤エビ30尾、殻付きホタテ20個、焼きそば3食入り3パック、もやし4袋。飲み物はジュース、お茶、焼酎。そのほか、ビールを1ケース寄付してもらい、野菜と米は農家の方に用意してもらいました。デザートはメロンとスイカが食べきれないほどです。
裏庭に会場セッティング
30人も入れるのだろうか
午後3時頃スタートして、途中、雨がぱらついてきたので、お隣さんがキャンプ用のタープとキャンピングカーのひさし(オーニング)で雨をしのげるようにしてくれました。雨が降っても子供たちは、バーベキューそっちのけで、はしゃいで駆け回り大騒ぎでした。
食材が余るかと思っていましたが、焼きそば9食分まできれいに無くなり、デザートのフルーツを食べて後片付けをして6時頃に解散となりました。みなさん満足されたようで、今後はこれが恒例になりそうです。
雨よけのタープを設置
翌、お祭り当日は壮瞥神社の神主さんにお祓いをしてもらい、昼は仕出し弁当を食べ、午後からは上久保内地区オリジナルのゴルフゲームをして夕方まで過ごしました。
私はくたくたに疲れていたので、昼の弁当をもらって一旦家に帰り、夕方に神社に戻って後片づけを手伝って秋のお祭りは終了です。
これで、やっと長い長い夏が終わりました。
鳥居に行灯を設置(2022年撮影)
神社(2022年撮影)
残念だったのは、裏庭での酒盛りを一番楽しみにしていた方が、この3月に急逝されたことでした。いつもおいしいミニトマトやアスパラなどをくれて、日本酒が大好きな方でした。もっと早くに動ければよかったのですが、非常に悔いが残ります。